晩秋の西京極競技場にて朝原選手に会う機会があった。来年の北京オリンピックを目指すことを決めた彼は、気負うでもなく、一人で黙々とトレーニングに取り組んでいた。そんな100mランナーには座右の銘はないそうだが、最近よく言ってるのは「探求心を忘れずに」とのこと。ベテランと言われて久しい彼が今だに自分自身の可能性を追求し続けているというのは、アスリートとして当たり前かもしれないが、改めてすごいことなんだと思う。長居での世界陸上で感動をもらった朝原選手、彼もまたあれだけの声援に呑み込まれそうになりながらも、楽しんだそうだ。北京での雄姿を楽しみにしている。そして自分自身も探求心を持ち続けていきたい。